
行事報告

アジア山岳連盟創立30周年事業
国際山岳平和祭開催
アジア山岳連盟創立30周年記念事業として、国際山岳平和祭が7月23日から27日にかけて、新潟県長岡市及び弥彦村を会場に開催されました。国際交流事業としてそれなりに準備も複雑でした10年前の広島山岳平和祭の経験に助けられながら準備を整え、アジア山岳連盟(UAAA)、国際山岳連((UIAA)役員、インド、ネパール、中国、モンゴル、韓国、中華台北、日本の7カ国14団体約70人の国際人に加え、日本の山岳関係者約120人、総勢200人が一同に対して開催されました。開催のきっかけは、一昨年、アルピニズムクラブで高頭祭に参加させてもらい、その雰囲気というか環境が登山者には良かったので、外国の山仲間が参加したらきっと喜んでもらえるだろうと言う単純な会話からこの国際山岳平和祭は始まりました。
今、外国にも呼びかける国際交流事業の日本の窓口は国際山岳連盟(UIAA)及びアジア山岳連盟(UAAA)に加盟している日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)。ここを通して開催申請を提出しなくてはなりませんでした。まして今回はアジア山岳連盟創立30周年記念事業、国際山岳平和祭として開催。2022年の9月に申請書を日本山岳・スポーツクライミング協会に提出。10月のUAAA総会での審議を待ちました。
10年前に広島山岳平和祭として、アジア山岳連盟創立20周年記念事業を広島で開催していることもあり、20周年も30周年も日本開催は難しいかなと思いながらの申請でしたが、インドのアジア山岳連盟総会でアジア山岳連盟創立30周年事業、国際山岳平和祭としての日本開催が採択承認されました。周年行事だけでなく2024年アジア山岳連盟総会も同時開催となり、加盟団体の日本山岳・スポーツクライミング協会が主幹する形になり、総会は日本山岳スポーツクライミング協会、高頭祭は日本山岳会の伝統行事、式典、祝賀会はアジア山岳連盟と準備及び実施にあたっては、複雑さが要求されました。まして、日本山岳・スポーツクライミング協会はスポーツクライミング競技での財政難などから準備体制が整いません。今回は日本山岳会の伝統行事「高頭祭」を中心に開催申請をしている関係から、日本山岳会に協力依頼があり、理事会承認のなか、越後支部の支援で準備に入ったが、主幹の日本山岳・スポーツクライミング協会及び新潟山岳協会との連帯体制がなかなか整いません。海外からは予定以上の出席者、日本山岳会会員も宿泊の部屋数が足りないほど出席に形だけは開催準備が整いました。準備においては水面下で困惑したところもありましたが、国内外の出席者たちからは喜んでもらえ、アジア山岳連盟からの日本への期待には答えられ、信用信頼にもつながったと関係者の1人として嬉しく思っています。ただ今回の国際交流事業に携わり、日本山岳会の国際登山界における立ち位置というか、国際理解、国際知識、国際交流などの日本の登山会の国際事情のあり方に戸惑いを感じましたが、今回の高頭祭国際年、国際山岳平和祭が一定の成果を納めて開催されたことをご報告いたします。
この度ご尽力いただき、また出席していただいたメンバーに感謝いたします。お疲れ様でした。

アルピニズムサロンの開設
日本山岳会会員のクラブライフの一環として、毎月第3土曜日の午後、市ヶ谷の日本山岳会ルームでアルプニズムサロンを開催いたします。
登山談義、世間よもやま話、情報交換を含め登山者茶論に友好を深めたい。
日時: 2022年7月16日 第3土曜日
13:30〜17:00
会場: 市ヶ谷「日本山岳会 ルーム」
目的: 会員親睦交流、情報交換、知識の共有
日頃、日本山岳会と接触の少ない会員のご来席を大歓迎



オンラインミーティング
日 時: 2022年6月10日(金)
19:00〜21:00
テーマ: 新年度を迎えて
日 時: 2022年8月5日(金)
19:00〜21:00
テーマ: 日本山岳会創立120周年に関して
概 説: 重広恒夫
創立120周年記念事業委員長
参加会員は武藤篤夫宛メールアドレスにあなたのメールアドレスを送ってください。
武藤篤夫